【美容師】10代で興味もなく強制的に就かされたけど、そこに住む連中は人外魔境の怪物だった。

【美容師】10代で興味もなく強制的に就かされたけど、そこに住む連中は人外魔境の怪物だった。

【性別】男性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
17歳

【当時の職業】
美容師見習い

【当時の住まい】
東京。
経営者の家族に混じっての住み込みです。
私の屋根は裏部屋でしたが、気を使う必要がなかったので部屋自体は快適でした。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、違う業種で働いている





【就職のきっかけと経緯】
中学を卒業してすぐに住み込みで働き始めました。
親類が経営していたので、高校に進学しないなら手に職を持てと言われ、興味もないままに就職しました。

【環境と仕事内容】
見習いと言う名の下っ端だったので、実際の業務はシャンプーや薬品の洗い流し程度です。
むしろ買い出しや掃除などの雑用が主な仕事内容と言えました。
完全に丁稚奉公の奴隷です。
興味もない仕事だったので、本人のやる気もなく、ただただ就業時間まで耐える状況です。
お客の入りも私の給料に影響しないので、暇な時が一番の救いです。

【大変だった時期】
当時は中学卒業したばかりの子供でしたので、入った直後が一番つらかったです。
業務内容だけではなく、家の雑事も押し付けられましたので…




【大変だったこと】
とにかく全ての問題が私のせいにされました。
明らかに無理があるタイトな予約などでも、私の要領が悪いので回らないなど、無茶苦茶な理論で攻め立てられました。
買い出し等も営業時間内にするため、時間がかかれば文句を言われ、パシリ同然に昼飯を買ってくれば気に入らないと言われ、最早ヘイトを集め、大人達からアタられるのが主な仕事と言えました。
一番どぎつかったのはパーマや白髪染めの客の薬品を流す行程で、連中の望むタイミングで洗い流さないといけない点。
洗い流した後トリートメントと称して放置するのですが、長すぎれば客に怒られ、早くに上げてしまえば椅子が無くてそのままなので睨まれる…おまけに住み込みなので仕事が終わってもその連中とは関わるワケで、気の休まる時は屋根裏の自室に籠った時だけでした。

【大変だった期間】
2年半。
物理的にその家から逃走するまでずっとです。




【当時の心境】
住み込みなので、心が休まる時がほぼありませんでした。
ただただ毎日が苦痛です。
仕事もほぼ強制的にに就かされたので興味もなく、やりがいもない。
ついでに言えば時給換算だと225円で金銭面でもコンビニバイトの方が遥かにマシと言う意味不明な状況。
毎日逃げることしか考えていませんでした。

【職場が大変だった原因】
私自身、10代で若く、また美容師にまったく興味が無かったと言うのも大きいですが、基本的にはそこの家族と合わなかったのが最大の要因です。




【仕事で良かったこと】
職場に関しては特にありませんでしたが、地元に比べると開発されていた土地だったので、休日には買い物など地元では買えないものに出会えて楽しめました。
もっとも給料が最低賃金の三分の一程度だったので、資金的には常にカツカツでしたが…




【特にひどかった最悪の出来事】
辞める前の数か月は心身ともにボロボロだったので、完全にうつ病状態でした。
血尿もとまらず、思考も死んでおり自殺も考える日々でした。
特に血尿のインパクトは強く、赤ワインの様な小便が出続けるので、純粋に恐怖です。
仕事の内容も奴隷かと思えるバランスになっており、常に周囲の顔色をうかがう日々です。
あそこまで追い詰められたのは43年の人生で初めてにして唯一のエピソードです。
小さな問題から大きな問題まで色々ですが、私の扱いが丁稚奉公の以下の奴隷で、完全に日本の職場とは思えない環境だったのですが、住み込みを盾にロクな給料が払わされませんでした。
今ではブラック企業なんて言葉もありますが、当時はそんなものもなく、当人の根性がないからだと言われ簡単にやめる事もできません。




【相談した人・助けてくれた人】
特にいません。
家族も遠方で地元ではないから相談できる友人もいません。
一人で抱え込んでいる状態が2年半ずっと続きました。
せめて友人の一人でもできれば違ったのでしょうが、朝から晩までこき使われていればそんな相手ができる状況でもありません。

【改善のための行動】
思考を止めるのが一番楽でしたが、下っ端の身で仕事を楽にすることはできません。
完全に奴隷状態です。
当たり散らされるのもざらなので、やはり考える事を止めた時が一番マシだったと思います。
頑張らないことを頑張りました。




【現在の状況と心境の変化】
20年以上が経った今でも夢に見るほどにトラウマです。
酷いブラック企業の話も良く聞きますし、しょうもない企業に入社した事もありますが、未だにあそこ以上の職場に出会った事はありません。
今では自営業で人に気を使わない為かなり楽です。
最初から興味のある分野へ挑戦していれば無駄な時間もつかわず、よけいなトラウマを抱える事もなかったと思うとやりきれません。

【学んだこと】
血のつながりなんて物では自分の身は守れないと学びました。
家族や親類なんて、本当に困った時にはアテになりません。
今そこにある危機は自分でしか解決できません。



【当時の自分へのアドバイス】
周囲に流されるまま、興味もない職種に就くのは絶対にやめさせます。
興味がないなら給料が良くなければ話になりません。
せめて最低賃金を守ってる会社に行けと言ってやりたいです。
その後何十年も引きずるトラウマを植え付けられるのですから、まずはキチンと求人票やハローワークで色々と見比べることを力説してやりたいです。