憧れの美容師になるためには『人間関係』の壁だらけ。派閥のない店を求めて転職を繰り返すもパワハラ上司に気に入られて奴隷と化す話。

憧れの美容師になるためには『人間関係』の壁だらけ。派閥のない店を求めて転職を繰り返すもパワハラ上司に気に入られて奴隷と化す話。

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
24歳〜26歳

【当時の職業】
美容師見習い(アシスタント)

【当時の住まい】
賃貸マンションで一人暮らしをしていました、途中から当時付き合っていた今の夫と同棲をしていました。
仕事の日は朝早く出て夜中に帰ってきてご飯を食べて寝るだけの生活でした。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
今は退職し主婦





【就職のきっかけと経緯】
そこに就職した理由は、有名店(いわゆる表参道などキラキラした場所)の面接に落ち続け、早く働いて技術をつけたいという思いから友人に相談し、その友人のお店が人を募集しているということで就職しました。
その前に2店舗を経験しており、もうどこも仕事の大変さは同じだと、とにかく自分自身技術を身につけて髪を切れるようになりたいという一心で始めました。

【環境と仕事内容】
仕事内容はカット以外の全てです。
受付スタッフもいないため、レジや電話対応なども全てアシスタントが行っていました。
予約をカツカツに入れられるで常にバタバタしており、お客様からも落ち着かないなどのご意見を頂くこともありました。
またフロアが1、2階ありスタッフ同士の伝達にも時間はかかり、ローラーボール(髪の毛を温める大きな機械)が1つしかないので1階と2階で必要なたびに運ぶのが大変で危なかったです。
(力のない子は持てないくらい重い)勤務時間は朝8時15分から夜7時まで、それから練習して11時頃帰宅、遅い時は終電で帰っていました。

【大変だった時期】
特に大変だったのは2年?3年目である程度なんでもできるようになってからでした
入りたての時は厳しくしてやめないようにと周りに気を遣われていたようなきがします。




【大変だったこと】
一番大変だったのは、人間関係です。
店長がパワハラ上司だったので、お店全体的にその人に気を遣っている状態でした。
アシスタントの入りたての子や、店長の気に入らない子は店長のお客さんに入ることができないので、基本仕事ができる私が入っていました。
なので私は望んでもいないそのパワハラ上司の専属のような存在になってしまって、私ばかりがストレスが溜まり、アシスタントたちは安心して仕事ができていたと思います。
ある日そのことがあまりに辛くて、店長より上の上司に限界だと相談しましたが、軽く受け流されてしまい、何も改善されることがありませんでした。
仕事に厳しいのは自分の成長のためなので何も苦ではありませんでしたが、店長は気分によって怒るようなことでもないことで怒ったり、八つ当たりのようなことをしてくる人でした。
お客様の前でも物に当たったりするのでお客様が私に『今日店長機嫌悪い?』と聞いてきたり、お店は好きだけど店長の下の子に対する態度が威圧的で気分が悪いからもう行かないというお客様もいました。
お客様も、もちろんスタッフ全体も感じるほど店長のいるフロアの空気は最悪でした。
お客様より俺に気を使えというような人でしたので、店長の顔色を伺いながら毎日ビクビクして仕事をしていました。
周りは私が毎日憂鬱ことに気がつきながらも、労る言葉だけでお店を改善しようとはしませんでした。
そのことが本当に辛かったです。

【大変だった期間】
私が辞めるまで、ずっと続いていました。
私が辞めてからもお店の空気は変わっていないそうです。
(今いるスタッフ曰く)




【当時の心境】
本当に毎日が憂鬱で、泣きながら仕事場へ向かったこともありました。
それでも髪を切れるようになりたいという一心で頑張っていました。
店長がお休みで自分が出勤だった日は本当に自分らしく仕事をすることができて楽しかったです。

【職場が大変だった原因】
店長と、それにまずいと気づきながらも私が訴えているにもかかわらず見て見ぬふりをしていた会社の幹部が原因だと思います。




【仕事で良かったこと】
カットモデルさんやカラーモデルさんをしている時が、一番楽しかったです。
自分のカットしたスタイルやカラーで喜んでもらえたことが本当に楽しくてやりがいを感じました。
また、お客様から気持ちよかったといってシャンプーの指名をもらえたりした時もとても嬉しかったです。




【特にひどかった最悪の出来事】
コロナ期間に、夫がコロナ疑惑のため私が出勤していいかの確認をし、念の為夫がPCR検査を受けて結果が分かるまで休むよう言われていたのにも関わらず
その情報共有が店でされてなかったらしく、私が無断欠席しているような状態になり、同期から心配の電話が来ました。
そして店長に上には連絡して休むよう言われましたが申し訳ありませんでしたと伝えると、『いい加減にしろよ』『ちゃんと仕事しろよ』など今まで休むこともなく働いていた私に怒鳴った挙句、私が出勤した方がいいか聞こうとすると電話を切られました。
おそらく自分の予約が、私がいないと回らない状況でイライラしていたのだと思います。
派閥を作りたがる店長は、仲間外れのようなこともよくしていました。
私は半年くらいまともに口を聞いてもらえないこともありました。
コンテストが近く、準備をしているスタッフ一人一人にアドバイスをしたり話しかけたりしているのにまるで私がいないかのように一人だけ話しかけなかったりされていました。
基本的には私以外のアシスタントにはものすごく優しくするくせに裏ではそのアシスタントの悪口を言ったりとよくわかりませんでした。




【相談した人・助けてくれた人】
私以外に私の友人も同じ経験をしていました。
友人の方が先にスタイリストになったので自分のお客様に逃げられる時間が多くなって行きましたが、その大変さが分かる友人とは愚痴を言い合っていました。
ですが友人はその環境をしょうがないと捉えられる強い人だったので、なかなか本当の気持ちまで相談することができませんでした。

【改善のための行動】
とにかく店長の地雷を踏まないよう、仕事でのミスは絶対にしないよう心がけました。
そして店長の仕事に入れないまたは入りたくない人が多すぎるためアシスタントミーティングで訴えたり、仕事中に仕事に入るよう声をかけましたが、店長本人が、それを嫌がって後でどうして私が入らないのかと怒られたりしました。
結果頑張りは報われず、私の仕事量がずっと多いままでした。




【現在の状況と心境の変化】
そこの職場を退職して約半年立ちますが、美容師という夢を叶えられなかった悔しさと、あの毎日の苦痛から逃れられた安心感でいっぱいです。
今は妊娠中で在宅ワーカーとして働いていますが、いつか美容師として働きたいという気持ちと、またあのようなことが起きたらということを
考えると、美容師自体の仕事は好きなのになかなか一歩を踏み出せない状況です。

【学んだこと】
仕事内容が大変でも、人間関係がよければ頑張れるということです。
逆にどれだけお給料が良くても人間関係の悪いところでは絶対に働きたくないです。



【当時の自分へのアドバイス】
店長と最初に仲良くなりすぎて、都合のいい扱いやすい部下になってしまったことで招いたことなので、あまり仲良くなりすぎず派閥に入らないことが一番だったと思います。
パワハラ気質は初めからわかっていたことだと思うので、我慢してついていかずある程度距離をとって働くことも大切です。
辞めることは逃げでも何でもなくて自分を壊してしまったら立て直すのに時間がかかるから、本当に辛かったら辞めてもいいです。
美容師は免許があればいつでもやり直せるから、あまり重く考えないでください。