【美容師】新規客を求めて行った先の新店舗でカット無料。自己啓発オーナーについて行けず、死にたすぎた23歳美容師。

【美容師】新規客を求めて行った先の新店舗でカット無料。自己啓発オーナーについて行けず、死にたすぎた23歳美容師。

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
23歳

【当時の職業】
美容師

【当時の住まい】
一人暮らし、賃貸アパート。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、同じ業種の別の職場で働いている





【就職のきっかけと経緯】
当時勤めていた美容室がスタイリスト11名アシスタント3名の規模の美容室でした。
スタイリストデビューしても新規入客数が少ないのでこの先売上を伸ばしていくのは難しいと感じていた頃、専門学校の時にお世話になっていた先輩が新しいお店を出すというので、一緒にやろうと誘っていただいたのでそこへうつりました。

【環境と仕事内容】
当時、ジュニアスタイリストだったけれどスタイリストに昇格の美容師、スタッフ4名、特に役職のない平社員で実質No.2、お客様は20?30代の女性が多く、カット無料に引き寄せられた横柄なお客様が多く感じられた。
勤務時間13時間、給料13万、火曜休み、有給なし、社保なし、手当特になし。
夏はバイクで通勤、冬は地下鉄で通勤(交通費全額出ない)

【大変だった時期】
最初大変。
毎日ビラ配りばかりで(しかもその内容がカット無料など技術を安売りすることばかり)その上給与が最低賃金だったため、ご飯が食べられず体調を崩しました。
休みの日もセミナーがあったり(自腹)。




【大変だったこと】
労働時間が13時間以上と長く(美容室ではよくあることですが)、給料も安く(13万円から国保、住民税が引かれる)、カット無料でやらされ(無料でいいから客を呼び込んで、ファンにしろという作戦)、休み少ない週休1日、体力の限界でした。
何よりも自己啓発がすごいオーナーだったので、宗教っぽい思考で無理なことを断れないように追い詰めてきました。
スタッフ全員で私を囲んで(円陣です)、ダメだったところを言うようなミーティング(お酒を飲みながら)で、それを自分でノートに記録し、自分のダメなところを注視して、どうしたらいいかを自分で書き、オーナーに提出し、赤いペンでさらに修正されて返ってくるノートを読んで反省するという地獄のような日々でした。

【大変だった期間】
耐えられなさすぎて1年で辞めました。
辞めたあとは、そのお店が潰れました。




【当時の心境】
精神的にキツかったけれど誰にも相談できず、毎日自分を責めてしまい、これからどう生きていっていいかわからなくなってしまうほどでした。
心療内科に通い、「うつ病」と診断されましたが、オーナーに言っても「甘え」と言われました。
友人に死にたいと相談すると、「辞めな」と言われて、それもそうだなと思い、辞めたら体調もすぐ良くなりました。

【職場が大変だった原因】
オーナーが理想を追い求めすぎて、人を見なかったところでしょうか。
いい人でしたが、ついて行けませんでした。




【仕事で良かったこと】
そのお店に入る前は、新しいお客さまを引き込むために色々工夫しようとみんなで話し合い、アイディアを出しながらまとめていくのが楽しかったですね。
自分一人で考えることよりずっと考える幅も広がりますし、新しい考え方を取り入れるのも新鮮でした。




【特にひどかった最悪の出来事】
上記にも書きましたが、とにかく自分の悪いところを紙に書く→提出→採点→反省を毎月やるのがしんどかったです。
もう20年くらい前の話で久しぶりに思い返しているけれど、その当時はしばらく人の目も見れず、自暴自棄になり、毎日死ぬことばかり考えて、頭おかしくなりました。
その後も人のことが信じられず、10年以上心の傷が言えることがありませんでした。
今の時代は美容業界もすごく待遇も良くなりましたが、辛い思いをしている人がいたら早く辞めて次に行って欲しいと思います。
逃げる場所はたくさんあるし、自分に合う人も必ずいるし、自分が活躍できる生きててよかった場所も必ずあると思うので、ちょっとだけ勇気を出してすぐ環境を変えて欲しいです。




【相談した人・助けてくれた人】
職場にはいませんでした。
みんなで頑張ろうとしていたので、言えなかったというのと、自分のことで精一杯だったので他の人に相談するという意識がありませんでした。
やっと言えたのはお正月に実家に帰った時の飼い犬くらいでしょうか。

【改善のための行動】
そうこうしているうちに、自分の意思ではもう体を動かすのが難しくなってったので、何もしなかったというよりできませんでした。
日々、自分を責めてしまうので、本を読んだり音楽を聞いたりして気を紛らわそうとしても、その歌詞や物語がネガティブに心に刺さってしまい、毎日泣いていました。




【現在の状況と心境の変化】
あれから20年、現在働いている美容室は週休3日で、半分の時間で当時の給料の2倍。
あの頃に比べれば天国で大満足だけれど、美容師は在宅ができない肉体労働なので、自宅でできる仕事を模索中。
年齢的に新しいことにチャレンジするのは厳しいと言われるけれど、せっかく生きてるんだしちゃんと自分に合う環境を整えて人生の後半を楽しんでいきたいと思う。

【学んだこと】
嫌なことからは全力で逃げて良い。
環境はどんどん変えるべき。
耐えた先に得られるものがなければいる意味なし。



【当時の自分へのアドバイス】
新しい環境に飛び込むことは新鮮だし、ワクワクすることが多いけれど、自分に合わないと思ったらすぐに辞めていいと思う。
なんとか頑張って目標を達成するにも、土台がまず低すぎると時間がかかる。
人は地球にたくさんいるし、いい人だからと言って自分に合うとは限らない。
何よりも自分の体と心が一番大事にして、より良い動きやすい方へいくのがいいと思う。