美容師として働き始めた21歳。いつも自信がなくて、勤務時間も長くて嫌でたまらなかった話

美容師として働き始めた21歳。いつも自信がなくて、勤務時間も長くて嫌でたまらなかった話

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
21歳

【当時の職業】
美容師

【当時の住まい】
実家の一軒家で両親と同居

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、違う業種で働いている





【就職のきっかけと経緯】
実家から通いながら働ける美容室を探していたら、ある程度老舗の名の知れたお店だったので成長の場があると思った。

【環境と仕事内容】
美容師アシスタント。
シャンプーやカラー、掃除、電話対応など。
スタッフ数10名ほど
受付が9:00〜18:00だったので、勤務時間は8:30〜19:00 月曜休日
お客さんは老若男女問わず幅広い客層でした。
お年寄りからお子さんまで年齢層も広かったです。
拘束時間の割に給与は10万円ほどで割に合わなかったです。

【大変だった時期】
専門学校卒業後に就職し、1年目から大変だった




【大変だったこと】
初めはとにかく手荒れがひどく、ボロボロでした。
立ちっぱなしもしんどく、よくトイレで休憩していました。
忙しいお店だったので休憩時間がまともにとれず、また先輩スタッフから声をかけてもらわないと勝手に休憩も入れなかったです。
休憩中でも呼ばれることしょっちゅうでした。
お客さんはいい人が多かったです。
ですがやはり拘束時間が長く、朝から夜遅くまでお店にいなければいけない環境で、もう早く帰ることしか考えていなかったです。
ですが営業後も暗黙の了解のように練習で居残ることが当然の美学とされ、帰ったら先輩から何を言われるかわかったもんじゃなく、毎日憂鬱でした。
同期とこっそり抜けだし、逃げるように帰ったこともよくありました。

【大変だった期間】
2年目の途中くらいまで




【当時の心境】
毎日朝が来ると憂鬱でしかなく、起きるのがつらかったです。
休みも1日しかなかったのであっという間に過ぎ、休んだ気もしないので常に疲れていました。
それでも同期と励まし合ったり、愚痴り合いながら切磋琢磨していた気がします。

【職場が大変だった原因】
忙しいお店ということ、長年続いていた慣習のようなものがあったこと。
仕事的に仕方なかったかなと思います。




【仕事で良かったこと】
シャンプーのテストに合格し、お客さんに実際に入れて気持ちよかったと嬉しそうに言ってもらえたとき。
あとはスタイリストになれてお客さんを担当することができるようになったとき。
名刺をつくってもらえた時はすごく嬉しかったです。




【特にひどかった最悪の出来事】
特にお客さんからクレームをもらったわけではないのですが、ずっと心に残って忘れられない申し訳ないと思うことがありました。
働いていたお店はブライダルにも力を入れていて、結婚式のヘアメイクを手がけることも多かったんです。
私もオーナーや店長達のアシスタントとして、早朝から結婚式場やお客さんの自宅でお支度のお手伝いをしていました。
着付けの手伝いや荷物持ち、道具の用意やヘルプの他にご親族のヘアメイクも頼まれれば行うこともありました。
私は元々普段からメイクが薄いので、お客さんに仕事でメイクする際も薄くなりがちだったので気をつけてはいたのですが、ある時急遽新婦さんのメイクをすることになり、その方にとっては一生に一度の場面だと思ったら緊張して震えました。
が、やはりドレスに対して薄いメイクになってしまい、ご本人もご家族もよろこんでくださいましたが、自分としてはもっと素敵にしてあげられたのに・・・と、ずっと忘れられない出来事です。




【相談した人・助けてくれた人】
同期の存在が救いでした。
毎日就業後に愚痴を言い合いながらラーメンを食べに行ったりして、お互いライバルでもありましたが、一緒にがんばろうね、という気持ちが強かったので。
先輩から怒られて一緒に泣いたりもしました。

【改善のための行動】
つらい毎日にとても逃げたくなったけど、とにかく逃げずに毎日出勤したことです。
そうするうちに自分自身も慣れ、周りから認めてもらえることも増えていきました。
お客さんからもらえるお褒めの言葉もとても力になりました。
そうなると、仕事も楽しいと思えるようになりました。




【現在の状況と心境の変化】
4年働き、これからますます楽しくなりそう、と思ったところで結婚し実家を離れることになったので退職しました。
嫁ぎ先では知り合いもまったくいない見知らぬ土地であったことに加え、主人とお休みが合わなかったため、美容師はあきらめました。
色々な職種を経験し、それぞれで得るものはとても大きく、私生活でもいかせていることがたくさんあります。

【学んだこと】
とにかく逃げないこと。
初めはつらくても、それはずっと続くわけではないです。
必ず順応する力がつきます。



【当時の自分へのアドバイス】
練習はいやかもしれないけど、ちゃんとしといたほうがいい。
アドバイスは貪欲にもらったほうがいい。
全部自分の財産になるから。
こそこそ逃げ帰っちゃだめ。
就業時間は守っているんだから、帰りたければきちんと言ってから帰らない先輩たちから信用してもらえなくなるよ。
きっと楽しくなっていくからがんばろう、と言ってあげたいです。